土の上に石を置き
その上に柱を建て家を造る。
石場建て工法。
古代から住宅の基本として建てられた工法は
現在ではメジャーな工法ではない。
自分が興味を持ったのが、石の下、
つまり土の中の話である。
石場建て工法は、
石を据える前に土を掘り
竹炭や燻炭など自然素材を土下へ入れ
下地を作る。
虫や微生物の環境を整えるのが目的で
植物の根と菌糸の力で地盤を安定化さえる目的。
その事実を知って、僕は土に興味をもった。
近代の建築は、土に対して
強い・弱いかをデータのみで判断し
実質は見ていなかったのではないか。
勿論、僕もそうで、土は分からないと
諦めていた。
話は飛ぶが、
近所に畑を借りた。
町民運動会前にある自治役員さんから
ししとうを頂いた。
彼は、近所の畑で野菜を作っていて
聞くと、畑に空きがあるという。
早速、その方を介して畑を借りることが出来た。
広さは、45㎡。
野菜を育てるのも目的だが、
土の事を知れる機会と捉えている。
腐葉土を作りたい。
生ごみを自然な形でコンポストしたい。
住まいにある崖地を改善したい。
住宅の基礎をもっと柔軟に考えていきたい。
その土地の土や地盤を見極めたい。
これがこれからやりたいことで、
結局、畑も建築を考える一助に繋がっていく
と考えております。
(写真は、借りた畑の草刈りから。土を覆うように刈った草を敷く)
(雑草が生えてたお陰で、土に空気も水も微生物もいて土が柔らかい)
(暫く放置して、次は畝作り)
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